あぁ、読書感想文


今も昔も、ほとんどの小中学校で夏休みの宿題として読書感想文が課されます。

今でこそこうやって皆さまへの発信を楽しくやっておりますが、
かつて私は本当に作文が大の苦手でした。


小学生のときの夏休み。
親戚めぐりや家族でのおでかけ、友だちとのプールなど楽しいイベントは全て終わってしまい、
机に並ぶのは白紙の原稿用紙と交通安全ポスター用の純白の画用紙、一日も書いていない絵日記。
そんな8月最終週。

『〇〇〇を読んで』
  3年?組 冨島渉

まで書いたものの、一文めの書き出しすら思い浮かばず延々と3枚の原稿用紙とにらめっこ。
本当にしんどい時間だったと記憶しています。

借りてきた課題図書を読んではみたものの、普段から読書の習慣がない私が一回でしっかり理解できるはずもなく。
そもそもこの課題図書、ちょっと難しめのものだったり、説教じみたものだったり、
つまりはあまり面白くないものが多かった気がします。

(“面白くない”と思ってしまうのもまた、読書力が育っていないのが原因という悪循環)

あとがきや講評だけ読んで、あらすじで字数を稼ぎ、感想はせいぜい2~3行。
「おもしろかったです」をどう言いかえるかがポイントになります。

今でも覚えているのが、
脱サラして山の緑化に尽力する人生を選んだ男性のお話しの本を読んでの感想文。
「ぼくも大人になったら、たくさんの木を植えてかんきょうのために行動したいです。」
で締めくくりました。
あれから30年。木の1本も植えていやしません。きっとまだ大人になれていないのでしょう。

水をあげるその役目を果たせばいいんだろう。


読書と交換日記の効果

クラスには文章が上手な同級生がいました。
たいていは女子生徒だったと思います。

同じ学年とは思えない、雲泥の差です。


そういう子たちは、圧倒的に読書量が多かったように思います。
休み時間のたびにいつも何かしらの本を読んでいました。

その頃私は、机の上で互いの定規をぶつけ合う「ジョーギ戦」に興じていました。

また、交換日記をやっている子もいました。
中身についてはのぞき見程度にしか見ていませんが、
きれいな字でびっしり書かれ、イラストなんかもついていたと思います。
毎日往復していたので、かなり筆が早かったはずです。

その頃私は、黒板のチョークを工作のりでコーティングするいたずらに興じていました。


作文の得意な同級生たちは、そのつもりはなくともインプット(読書)とアウトプット(日記)を積んでいたということでしょう。

テクニカルなアドバイスで伸びる部分も多くあるとは思いますが、
まずはひたすら読んでひたすら書く。
テレビゲームなどでよくある「経験値稼ぎ」になるのかもしれません。





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